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ハーバリウムオイルとは|あなたはオイルを選んで使っていますか?
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ハーバリウムオイルとは|あなたはオイルを選んで使っていますか?

あなたは、ハーバリウムオイルを選んで使っていますか?

最近では教室やワークショップが人気がありますね。作り方がわかったら自宅でもどんどん作ってみたくなりますよね。作る時に必要なハーバリウムオイルとはどんなものなのでしょうか。
また、どんなハーバリウムオイルを選べば良いのでしょうか。

ハーバリウムオイルとは

ハーバリウムを作るのに用意するものは、容器、中に入れる材料、そしてハーバリウムオイルです。

ハーバリウムオイルにはミネラルオイルとシリコンオイルの2種類があります。その2つは全く違う成分から作られたものですが共通している特徴があります。

・引火点が高く消防法の定める危険物に該当しないように作られている。

・酸化しにくく、長期間の保存性に優れた安定性がある。

成分の特徴

ミネラルオイル

ミネラルオイルは、別名、流動パラフィンといいます。石油からできている炭化水素化合物です。他にもホワイトオイルや白色鉱油、水パラフィン、医療用パラフィン、ミネラルオイルホワイトなどの呼び名があります。

ミネラルオイルは、高度な精製過程によって不純物を除去した、純粋で無色透明な液体です。

伸びが良く使用性に優れていて、酸化しない科学的な安定性があることからベビーオイルなどの化粧品や医療品などに利用されています。

シリコンオイル

一般的なシリコンオイルとは、重合度の比較的低いシリコーン樹脂で油状のもの。化学的に安定で、温度による粘性変化も少ない。潤滑剤、防水剤、つや出し剤などに用いられている。シリコーン油。

ハーバリウムオイルのそれぞれの特徴

価格

価格で選ぶならミネラルオイルの方が安い。

ミネラルオイルは1リットル当たり1599円程度から。シリコンオイル1リットル当たり1800円から。

成分

ミネラルオイルは流動パラフィン100%。
シリコンオイルはシリコンオイル100%。

引火点

基準をクリアしている安全なオイル。

引火点が250℃未満の場合、消防法第4類の危険物に指定されるので店頭販売する際に届け出が必要とされていますので注意が必要です。商品ラベルには、消防区分:指定可燃物可燃性液体類の表記がありますので、火気の側での使用は避けましょう。

ミネラルオイルは262度以上。シリコンオイルは300度以上。

流動点

ミネラルオイルはマイナス10度以下で濁り始めます。

寒い地域ではシリコンオイルをお勧めします。

ミネラルオイルはマイナス10度以下。シリコンオイルはマイナス50度以下。

粘度

粘度が低い方が初心者向け。

粘度はどちらも350mm2/s以上の製品が多いようです。

製品によって違いがあります。数値が低い(粘度が低い)ものほどサラサラしています。粘度が高いとオイルを瓶に注ぐ時に材料を底へ押し込んでしまいますのでコツがいります。

にちなみに純水の粘度は1.0038。オリーブオイルは90mm2/s。


比重

ミネラルオイルの方が比重が低い。

比重は数値が低い方が物質が沈みやすい液体、数値が高い方が物質が浮きやすい液体ということになります。

ミネラルオイルの方が比較的お花が浮き上がりにくく初心者向けです。

ミネラルオイルは0.866g/cm3。シリコンオイルは0.97g/cm3。

色落ち・色移り

油性または脂溶性のある色素はオイルに溶け出す。

プリザーブドフラワーなどの材料に着色した時に使用された染料により、オイルに浸した時に材料が色落ちし、オイルに色が移ったりします。シリコンオイルはミネラルオイルに比べて比較的色落ちが緩やかでが、シリコンだからといって全く色落ちしないわけではありません。

屈折率

ミネラルオイルの方が屈折率が高い。

屈折率が高いと、中身の花材がひと際明るく発色しているように見えます。

ミネラルオイルとシリコンオイルの屈折率の差は僅かで、ガラスの屈折率にとても近いため(ガラスの屈折率は1.51)、あたかもガラスの中に植物が封じこめられたような一体感が生まれます(光の全反射という現象)。ミネラルオイルは1.48。シリコンオイルは1.40。ガラスは1.51。水は1.333。

光沢性

どちらかといえばミネラルオイルよりもシリコンオイルの方が高い。

どちらかというとシリコンオイルの方が光沢性(オイルそのもののた艶やかさ)に優れ、オイルそのものの透明度を高く感じられるといわれてます。

使用上の注意

2つのオイルに共通する注意点には以下のことがあげられます。

・ハーバリウムを作るときのオイルは専用オイルを使う。

・手についたときは石鹸を使い流水でよく洗う。

・火気の側では作業をしない。

・子どもやペットの側で作業をしない。

・直射日光や火気の側、子どもやペットが誤って触れてしまうかもしれない場所に保管しない。

・ミネラルオイルとシリコンオイルは混ぜて使用しない。

使用感

私が使用したシリコンオイルの年度は350mm2/sでしたがミネラルオイルには粘度の記載がありませんでした。ですので粘度による使用感の違いと言う点での比較にはなりませんが、ミネラルオイルの方が扱いやすい印象を持ちました。

作業をしているとどうしても液だれして瓶や作業台にオイルがついてしまうことがあります。その時はペーパータオルなどで拭き取るのですが、シリコンオイルの方が完全に拭き取れず、オイルのスベスベした感じが残りました。フローリングの床などにこぼしてしまった場合には拭き取っても滑りやすいような状態になってしまいます。

使用する材料によっても違いますが、2つのオイルを使用してハーバリウムを作った後しばらく経って比較をすると、ミネラルオイルを使用した方は材料の色がオイルに移ってしまいました。

これは私の感想なのであくまで参考までに。
たくさんの種類のオイルがあります。
あなたが実際に使って見た感んじはどうなのか、試してみてください。

この動画で使用しているハーバリウムオイルはミネラルオイルです

どこで買うと良いのか

お住いの地域のハーバリウムを扱っている花屋さんや雑貨屋さん、教室やワークショップを主宰している方に相談してみましょう。どこのお店でも買えるわけではないので、店員さんに聞いてみると良いでしょう。

100円ショップでも買えます。大容量のものは販売していませんが、少量の使い切りサイズなので使用する容器の容量を確認してから購入すると良いと思います。

花の資材を販売しているサイトやメーカーのホームページからでも購入できますし、amazonや楽天でも購入できます。大容量のオイルが購入できるので、コスパが高いです。

どちらのオイルを使用すれば良いのか

初心者が使用するならミネラルオイル

やってみたい!と思った時 には値段が安いと始めやすいですね。材料が浮きにくく、屈折率が高いことから中の材料が綺麗に見えやすい。などの特徴あげられるので、まずはミネラルオイルから使用してみるのはいかがでしょうか。

経験者が使用するならシリコンオイル

ミネラルオイルよりも扱いにくいような点がありますが、シリコンオイルは低い温度でも安定性があり、浸した材料の色落ちや色移りが少なく光沢感がミネラルオイルよりもあることなどから、完成度の高い作品を作るならばシリコンオイルの方が適してます。

比重が高く中の材料が浮いてしまいやすい特徴がありますが、使用する材料や組み合わせや配置の仕方などを工夫すれば浮いてしまうことはありません。

まとめ

初心者、経験者で使用するハーバリウムオイルを分ける必要はありませんし、どちらのオイルの方が優れていると言うこともなくそれぞれに良い特徴があります。色々と試していく中で自分に合うオイルが見つかるのではないかと思います。
オリジナルのハーバリウム作りを楽しみましょう。

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About Me

大分県の大分市と別府市の生花店に合わせて10年間勤め、2018年に、大分市内で「GRAINY FLOWERS(グレイニーフラワーズ)」を開業。 勤務時代は、花束、アレンジメント、店舗内装飾、生け込み、お祝い、お供え、ウエディング、プリザーブドフラワー等の実務経験を積み、フラワー装飾技能士1級の国家資格を取得。 花の技術と知識を生かし、シンプルで素直な造形で、華美な装飾を控えた作品作りを心がけています。 「贈る人も贈られる人も喜んでもらえるように」、注文を頂いてから新鮮な花を仕入れ、花束やアレンジメントを製作しお届けをする、「店舗のない花屋」というスタイルをとっています。