Warning: Undefined property: stdClass::$large_image_webp in /var/www/applications/grainyflowers/app/views/compile/b8b11a2c5ac551f4efe359569362b4e67f3245cc_0.file.default_main.tpl.php on line 25

Warning: Attempt to read property "guid" on null in /var/www/applications/grainyflowers/app/views/compile/b8b11a2c5ac551f4efe359569362b4e67f3245cc_0.file.default_main.tpl.php on line 25
手作りハーバリウムのよくある失敗と失敗しない材料の選び方
公開 更新

手作りハーバリウムのよくある失敗と
失敗しない材料の選び方

ギフトや部屋のインテリアに手作りのハーバリウムが人気ですが、実際に手作りすると意外と難しく感じる方が多いようです。

どんな失敗があるのかを知ってから、材料の選び方や、ちょっとしたコツを掴めば、ハーバリウム作りがもっと楽しくなるはず。

私がハーバリウム作りのワークショップを行った時に参加者の方が疑問に思ったり失敗した出来事を元に、材料の選び方や組み合わせ、容器の形やハーバリウムオイルの選び方をご紹介します。

手作りハーバリウムのよくある失敗

1、全体的に浮いて、下に空間ができる

多くの人が経験している失敗ではないでしょうか。 自分の好きな材料を思い通りの位置に詰め、オイルを注ぐ。しかし、注ぎ終わってしばらく経つと、せっかくうまく詰めたのに材料が浮いてしまって、下半分に空間ができてしまうことがあります。 材料が少なすぎたり、浮きやすいものを使うと起こりやすいです。

材料、容器、オイルの選び方などは後でご紹介します。

2、小花が全部浮いてしまう

凝ったデザインに挑戦する方もいます。 下半分だけに材料をまとめて配置して、上半分に小花が散りばめられているようなデザイン。
星を連想させるような小花の配置を考えるのはステキな発想ですね。

しかし、下に配置した材料は何とか浮かないように出来ても、上に配置した小花はすべて表面に浮いてしまいます。残念ですが、留まって欲しいところでは留まってくれないのですね。
この時の材料はライスフラワーでした。

3、オイルを注ぐと材料の配置が崩れる

納得がいくデザインで材料を入れたのに、注いだオイルに押されるように瓶の底に流されてしまうことがあります。

オイルを注ぎ入れるだけのことですが、ちょっとしたコツがあります。
瓶を斜めに傾けて、オイルは優しくそっと注ぎましょう。
出来るだけ材料には当てずに瓶の内側を沿わせるように注ぐと材料に影響しません。

4、なんだか窮屈

可愛い材料がたくさんあると、その中から選ぶのは大変。 アレもコレもと迷っちゃいますよね。
ついつい入れすぎて窮屈に出来上がってしましがちです。

材料を隙間なく詰めると透明感がなくなり暗い印象になります。 奥行き感もなくなってしまいます。

これは好みもあることなので、失敗とは言い切れませんが、キレイに作るコツとしては、あまり詰めすぎないように材料の量に気を付けるといいでしょう。

ハーバリウムのキラキラ感は、光がガラスとオイルを通ることでそう見えます。光が通らないほど詰めすぎるよりも、瓶の向こう側が少し見えるぐらいの量で作るのがおすすめです。
そうすることで、手前と奥の材料が重なって見えて奥行き感もでます。

5、どこが正面だったかわからなくなる

出来上がった後、「どの向きが正面だったかわからなくなりました」と言われたことがあります。

コレも必ずしも失敗とは言えないのですし、言いかえれば「どこから見ても正面」になっていると完成度は高いと言えます。

しかし、明らかに正面がない状態に陥ることもあります。
ヘリクリサムやデイジーなど表と裏がはっきりしている材料があります。 瓶の中で材料同士が手前と奥で重なる時は、材料の表が外側を向くように意識して配置していくのがポイントです。

ボトルの選び方

電球型、ウイスキーボトル型、ティアドロップ型、口が狭い縦型、口が広い縦型。
いろんな形のガラス瓶がありますが、縦長で口が狭いタイプの瓶を使うと失敗が少ないようです。

瓶の空間が広いと材料が瓶の内側に触れずに漂ってしまいます。
縦型の瓶ですと、細いので材料が内側に触れるため浮きにくくなります。

失敗しない材料の選び方

せっかく自分で作るのですから、「これを入れないとダメ」なんて言われると、ちょっと残念な気持ちになっちゃいますよね。

でも、そんなことはありません。 基本的には好きな材料なら何を選んでもでも大丈夫。

選び方にコツがある

あなたが選んだ材料の組み合わせ方がポイントです。 一つ一つの材料の形には特徴があり、役割ごとにおおよそ3つのグループに分けることができます。
その3つの役割をバランスよく組み合わせるのが失敗が少なくオススメです。

3つの役割とは

「面になるもの」、「枝分かれしているもの」、「隙間を埋めるもの」の3つです。

面になるもの

シルバーデイジー、ラグラス、ドライオレンジ、グースフェザーなど。

面になるものとは、言い換えると主役になる材料。
存在感のある花や葉で、作品を見たときに目がいくポイントになる材料です。材料の大きさにもよりますが2〜3つぐらい入れるとバランスが良いと思います。
入れすぎると透明感がなくなり暗い印象になります。そんな時は明るめの色の材料を選ぶと良いでしょう。

材料のサイズ次第では浮きにくいので扱いやすいです。
例えば、シルバーデイジーなら大きさが瓶の内径ぴったりだと、好きな高さに留まってくれますので、浮きにくくなります。 瓶の口に入るギリギリの大きさ程度のものを選びましょう。

シルバーデイジーやヘリクリサムには茎がついているものと、ついていないものがあります。
どちらでも大丈夫ですので、全体のデザインと他の材料との組み合わせで考えましょう。

枝分かれしているもの

ソフトカスミソウ、モリソニア、シャワーグラスなど。

茎が長く、枝分かれしているものは、骨組みの様な役割があります。 なかでもカスミソウは使いやすくオススメです。
材料の長さは入れる瓶の高さの3分の2ぐらいの長さと、3分の1ぐらいの長さのものを数本切り分けて使うのが浮いたり崩れたりしないコツです。
瓶の中全体に網目の様にカスミソウを配置するイメージです。
枝分かれを利用して他の材料を引っ掛けて、浮いてしまうものを防ぎます。

もう一つカスミソウの良いところは、茎が細く、花も小さいので重ねて入れても空間ができやすいので仕上がりに透明感が出ます。

ソフトカスミソウ

隙間を埋めるもの

ソフトゆめアジサイ、ソフトアナベル、カシワバアジサイ、ペッパーベリーなど。

材料同士の隙間を埋めて、空間のバランスを調整します。
アジサイはとても使いやすくて私もよく使います。

花が短い茎でつながっているので、隙間に合わせたボリュームにカットして使えるので全体のバランスを調整しやすいです。花だけを細かく分けたり、細かく分けずに存在感を残した使い方をしたりと応用が利きます。

ハーバリウムオイルがよくしみ込むので浮きにくいのもオススメの理由。
色も多く、花の大きさが違う種類がいくつもあるので、選んで使えばどんな材料に組み合わせやすく、よく馴染んでくれます。

材料を瓶に詰めるときのコツ

この作業がハーバリウムを作ってて楽しいと感じる人が多いんじゃないでしょうか。

瓶に詰めていく前に、選んだ材料の役割をふまえて机の上に組み合わせて並べてみましょう。
配置はもちろんのこと、それぞれの長さの調整もこの時にしておくと、詰める作業がスムーズです。

詰める時は下から上へ。

当たり前のような話ですが、半分ぐらい詰め終えた頃に「コレを一番下に入れたいのですが、どうやって入れればいいですか」と質問されることが案外多い。

可能かどうかは材料にもよるので、できなくはないですが材料が壊れたりするので、一度出してからやり直しを勧めます。

ハーバリウムオイルの選び方

中の材料が浮いてしまうのはハーバリウムオイルの種類が影響することもあります。
オイルには2種類あって、ミネラルオイルとシリコンオイルです。
2つを比べるとミネラルオイルの方が比重が低く、材料は浮きにくいと言えます。

注ぐときは、瓶を傾けて優しく注ぎましょう。

ハーバリウムオイルについてはこちらを参考にしみてください。

まとめ

よくある失敗とは「浮いてしまうこと」ですね。
ただ材料をたくさん詰め込んでしまえば良いわけではなく、透明感を出すために適度な空間を残しながら「浮きにくくする」コツが材料の選び方と組み合わせ方でした。

全国には様々な教室やワークショップがありますので、教える方によってそれぞれ違うと思います。そして、作る人によってそれぞれ想いが違い、一つとして同じハーバリウムはできません。

色々なデザインや材料の組み合わせがあり、全ての作り方に当てはまるものではないですが、ハーバリウムを手作りする時の参考になればと思います。

サイト内検索

カテゴリー

人気の記事

About

About Me

大分県の大分市と別府市の生花店に合わせて10年間勤め、2018年に、大分市内で「GRAINY FLOWERS(グレイニーフラワーズ)」を開業。 勤務時代は、花束、アレンジメント、店舗内装飾、生け込み、お祝い、お供え、ウエディング、プリザーブドフラワー等の実務経験を積み、フラワー装飾技能士1級の国家資格を取得。 花の技術と知識を生かし、シンプルで素直な造形で、華美な装飾を控えた作品作りを心がけています。 「贈る人も贈られる人も喜んでもらえるように」、注文を頂いてから新鮮な花を仕入れ、花束やアレンジメントを製作しお届けをする、「店舗のない花屋」というスタイルをとっています。