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【初心者向け】5つの手順で誰でも作れるハーバリウムの作り方とコツ
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【初心者向け】5つの手順で誰でも作れるハーバリウムの作り方とコツ

お店やネットでハーバリウムを見ても、なかなか気に入るデザインのものが見つからない。
買うとちょっと高いしなぁ。

そう感じてる方は、
自分でハーバリウムを作ると言う楽しみ方を趣味に加えてもいいかもしれません。

作るのに必要な材料は手軽に手に入るので始めやすいですし、何よりも自分で作ると楽しいです。
自分の好きな材料を使って、5つの手順でハーバリウムを作ることができます。

今から始める初心者の方でも、ちょっとしたコツで思い通りのデザインのハーバリウムを作るポイントを紹介していますので、今から作りたいと思っている方の参考になればと思います。

ハーバリウムの作り方
5つの手順

実際に作っている動画をYouTubeで公開しています。 (動画とこの記事の作品は異なります)

文章では伝えきれないことでも動画を観るとスッキリするんじゃないかと思います。

1、瓶の消毒

ハーバリウムの瓶は、未使用品でも意外と汚れているものです。
単純に汚れの掃除でもありますが、カビ菌などの除菌のためにアルコール消毒液を使ってキレイにしましょう。作品が完成した後、キレイな状態での保ちがよくなります。

アルコール消毒液を瓶の内に噴き、ペーパータオルで隅々まで拭きます。
その後、乾いたペーパータオルでしっかりとアルコール消毒液を拭き取りましょう。

塩素系の漂白剤に浸け置き消毒する方法も有効だと思います。
数本まとめてつけ置き消毒をしたことがあるのですが、すすぎをした後、瓶の中を完全に乾燥させるのには時間と手間がかかってしまいました。 ですので、アルコール消毒の方が手間がかからないのでオススメです。

どの方法で消毒、洗浄をしたとしても、「しっかりと内側を乾かす」ということに気をつけましょう。 水分が残っているとカビや雑菌の繁殖の原因になってしまいます。

アルコール消毒で、しっかり乾燥させる」のがコツです。

2、材料を選ぶ

ハーバリウムを作るときに使用する材料は、プリザーブドフラワーかドライフラワーなどです。
※生花など水分を含んでいる材料はハーバリウムにできません。

選び方に特に決まりはないのですが、失敗しないような材料を選びたいですよね。
オイルを入れた後、中の材料が浮いてしまうことが手作りハーバリウムのよくある失敗の一つです。

組み合わせを考えて選ぶことで、その失敗を防ぐことができます。

それについてはこちらに詳しく書いています。参考までに。

この作品に使用した材料は、左から

  • ソフトミニカスミ草(白)
  • ラグラス(白)
  • ソフトピラミットアジサイヘッド(グリーンボルドー)
  • ゴアナクロー

浮かびにくくする組み合わせを考えて選ぶ」のがコツです。

3、デザインを考える

瓶の中に入れた時の配置を、机の上に並べてみましょう。
同じ材料でも、配置やボリュームで出来上がりの印象が変わってきます。
瓶に入れる前にラグラスの茎を適当な長さに切ったり、アジサイのボリュームを決めて揃えておくと、瓶に詰める時に作業がやり易くなります。

ラグラスなどの大きな塊になっている材料は、隣りどうしにならないよに少しずらすと見た目に落ち着ます。
そして、ラグラスがカスミ草の枝に引っかかるように、材料どうしの配置を考えて並べると、浮きにくくなります。

瓶に入れてからではやり直し作業が大変。瓶に入れる前に、ある程度配置やボリュームを決めておくと失敗が少ないです。

瓶に入れる前に、ある程度の配置やデザインを決めておく」のがコツです。

4、材料を瓶に入れる

底に配置するものから順番に入れていきます。
予めデザインを考えて机の上に並べているので、細かい向きなどはあまり考えすぎず、大まかなイメージ通りに入れていきましょう。この時、瓶の正面を決めていれば、「手前と奥」を意識して入れると仕上がりに奥行きが出ます。

奥行きを意識して作ることができると、360°どこから見ても正面のハーバリウムを作れるようになります。

底の方から順番にとは言うものの、ただ上から詰めただけでは配置したい所に収まってくれません。無理に押し込むと枝が折れたり花が壊れたりしてしまします。

そんな時、竹串が役にたちます。
竹串で花を少し横に寄せて、その隙間にピンセットでアジサイを入れる。
材料の向きを微調整。
などと、痒い所に手が届いてくれるので、私は常にピンセットと一緒に使っています。

奥行きを意識して瓶に入れていく」のがコツです。

5、オイルを入れてフタを閉める

材料を入れ終わったらオイルを入れていきます。
勢いよく注ぎ込むと中の材料が底の方へと押し流されてしまいますので、優しくゆっくりと注ぐようにしましょう。
この時、瓶を斜めに傾けて内側のガラス面をオイルが流れるようにしてあげると材料が動いてしまうのを多少防げます。

大きな容器に入っているオイルは、紙コップなどに移して口の部分を尖らして使うと、入れやすいです。

オイルの量の目安は、瓶の口の下のくびれてる辺りまで。
オイルを入れ終わったら材料の隙間に溜まってる空気がぷくぷくと出てきます。その空気が多いとオイルの水位が下がることがあるので、オイルが少ないと思ったら足してあげましょう。
ぷくぷくと上がってくる気泡は見てて楽しいので、出なくなるまであっという間に経ってしまいます。

瓶の口を拭いてあげて、しっかりとフタを閉めましょう。

ハーバリウムオイルは、優しくゆっくりと注ぐ」のがコツです。

この作品で使用しているハーバリウムオイルは「ミネラルオイル」です。
ハーバリウムオイルについてまとめたのはこちら。あなたが使うハーバリウムオイルを選ぶ時の参考にしてください。

オリジナルの装飾

出来上がりにちょっと一工夫。
お気に入りのマスキングテープを貼ったり、リボンをつけるのもオススメです。

私は、華美なリボンや装飾よりも、おとなしい雰囲気が好きなので、控えめな色のリボンを巻いています。
このリボンはグリーンのラフィアです。光沢感がなく、ナチュラルな雰囲気の素材です。

まとめ

以上のように、ハーバリウムは5つの手順で簡単に作ることができます。
5つの手順で解説しましたが、
もっと単純に「好きな材料を選んで瓶に入れ、ハーバリウムオイルを注ぎ入れる」と言い換えることもできます。
瓶の種類や材料の種類はたくさんあるのでその中から好きな材料を選んぶ楽しさや、材料を自分で瓶に詰める作業など、ハーバリウムを作る人によって楽しみ方がたくさんあります。

大切なのは「作ることを楽しむ」こと。

ハーバリウム作り方と、ちょっとしたコツを私なりにまとめてみましたが、あなたの参考になればと思います。

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About Me

大分県の大分市と別府市の生花店に合わせて10年間勤め、2018年に、大分市内で「GRAINY FLOWERS(グレイニーフラワーズ)」を開業。 勤務時代は、花束、アレンジメント、店舗内装飾、生け込み、お祝い、お供え、ウエディング、プリザーブドフラワー等の実務経験を積み、フラワー装飾技能士1級の国家資格を取得。 花の技術と知識を生かし、シンプルで素直な造形で、華美な装飾を控えた作品作りを心がけています。 「贈る人も贈られる人も喜んでもらえるように」、注文を頂いてから新鮮な花を仕入れ、花束やアレンジメントを製作しお届けをする、「店舗のない花屋」というスタイルをとっています。